展覧会

《方舟光の樹》-山口啓介 

《自然と幻想の博物誌》展 (2012年7月14日-8月19日) 豊橋市美術博物館で

展示された《光の樹》。

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 《光の樹》 2012 山口啓介

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会場展示風景

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ディテールです。水中花のようにも見えます・・・

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山の稜線をかたどった曲線の連なり。

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ライトアップ ナイトミュージアムにてライトアップされた光の樹

本展の会期中特別企画として2日間だけ開催されたナイトミュージアムでは、

子供たちが懐中電灯をもって展示会場の作品をみてまわったそうです。

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《方舟光の樹1》 2012 山口啓介

また、新作のドローイング《方舟光の樹》シリーズは、これまでの《光の樹》に

新しい意味を付け加えつつ、いまも生成しつづけます。

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山口啓介 ドローイング作品展示風景

《自然と幻想の博物誌》豊橋市美術博物館の展覧会カタログはこちらまで。http://www.toyohaku.gr.jp/bihaku/goods_and_publications/zuroku.html

 

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「痛々しい」と「愛おしい」

今月27日(日)まで開催されているアートプログラム青梅2011「山川の間で」。

青梅市立美術館に展示されている山口啓介の作品をご紹介します。

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青梅市立美術館展示風景 2011

今回の制作は、3月11日、12日の影響は否めないという中で、山口が描いた新作 「hiBakuSya」

Hibakusya
hiBakuSya キャンバス、アクリル 2011年 山口啓介
 

制作はいつも夜のほうが集中できるといい、10月制作も半ばにさしかかった頃、NHKラジオの深夜放送を聴きながら描いていると、たまたま流れてきたある話をとても印象深く感じたと次のように話します。

「あのモノトーンの作品を描いているとき、ラジオでザ・フォーク・クルセダーズのメンバーだったという精神科医の北山修さんが、最近、絵画にとくに何か自分が求めているものがある…
とくに震災後、フリーダ・カーロの絵の動物も植物も人間も同等に扱っている眼差しが今とても必要だと思う、と話されている声が流れてきた。
そして「痛々しい」という日本語が変化して「愛おしい」になったというようですよ、といい、フリーダの自画像は自虐的なものでなく、そういう自分を正面から見つめている眼差しの強さがある、というような趣旨の話だった。
偶然にも僕はその時、床の上に広げたキャンバスの上に乗って、痛々しいこどもを描きながら、同じような気分になっていた。」

山口がもとにした痛々しいこどもの写真は、以前、「劣化ウランのこどもたち」というタイトルで、銅版画や木版画に描いたときに見ていたインターネットからのものでした。
目を背けたくなるほど悲惨な、傷ついたこどもたちの姿を山口は直視し、愛おしく感じ描いていたのだ・・・とあらためて知りました。

*この展示は 2011年11月27日(日)まで、青梅市立美術館にて

第9回アートプログラム青梅「山川の間で」2011 の詳細はこちらをご覧ください

http://www.art-program-ome.com/index.html

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星座シリーズ 2011 山口啓介

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井戸の上のカセットキューブ/共鳴箱 2010 山口啓介

現在、東京国立近代美術館の所蔵作品展で展示されているカセットプラントの作品です。

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井戸の上のカセットキューブ/共鳴箱 2010

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天然樹脂と乾燥させた花が、音楽用のカセットケースの中に入っています。

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自然光の移り変わりによって、見え方も変わります。

《井戸の上のカセットプラント》ができたわけについて、また次回。

*上記の作品は、来月12月19日まで東京国立近代美術館 2F

  所蔵品ギャラリーの入り口前に展示されています。

  詳細 http://www.momat.go.jp/

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山口啓介 -《アトムと素粒子-0版》と《戦争機械Ⅰ》について

現在、開催中の展覧会 アートプログラム青梅「循環の体」で、

青梅市立美術館に展示されている山口啓介の作品をご紹介します。

以下は、出品作品について、アーティストが寄せた文章です。

(展示会場 パネル文より)

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現在いのちの根源は、まるいものと結びつく。
それ以上、分割して小さくできない最小の単位をアトム、原子と言ってから
長い時間が過ぎた後、原子はさらに小さな素粒子から構成されていることが
わかってきた。
地上で最少の粒子のイメージはやはりまるいものだろう。
だから、その粒子を満載した地上で最も大きい、地球もやはり丸いのだ。
ところが、いのちを構成する最小単位は、最近では、まるいものよりもさらに
小さな“ひも”でできているらしい。
まるいものと、ひも。この非等質な関係、光の紐が、大地と宇宙をつなぐ。

間抜けな“戦争機械”は、自分の翼を少しずつ自分自身で燃やしながら
飛んでいく。
どこからか、白骨と灰の、まるいものが飛んできて、その翼にとりつく。
亡霊たちの反撃から飛行機械に逆噴射と反転が起こって、
やがて自爆するだろう。
そして、“戦争機械”の炎で、世界にカオスと色彩が生まれる。
あるいは、色彩が焼かれて白骨と灰になるのか、
いのちはこの循環を繰り返している。

それにしても、なぜ、“絵画”なのだろう。
絵画を強くもとめ続ける、自分の欲望とは?
光を、いのちそのものを生み出すことができない、
自分自身の内にある、代理戦争だろうか?


-《アトムと素粒子-0版》と《戦争機械Ⅰ》について  山口啓介

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手前:《戦争機械Ⅰ》 奥:《アトムと素粒子-0版》

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《戦争機械Ⅰ》

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《アトムと素粒子-0版》

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●第8回 アートプログラム青梅「循環の体」
■会期:2010年10月16日(土)-12月5日(日)
  会場:青梅市立美術館
  時間:9:00-17:00(入館16:30まで、月曜日休館)
  参加作家:
  岡本信治郎 (伊坂義夫、小堀令子、清水洋子、松本旻、山口啓介)
  母袋俊也、山口啓介、藤井博、岡埼乾二郎、王舒野、原田丕、為壮真吾
  大浦雅臣、戸谷成雄、白井忠俊、作間敏宏、土田俊介、上村卓大、越智彩
  水上嘉久 
【関連企画】
  シンポジウム「アートの社会性―絵画と主題、彫刻とモニュメント」
   日時:2010年10月30日(土) 14:00-17:00
  会場:青梅市立美術館1F [市民ギャラリー]
  パネリスト:北沢憲昭(美術評論家)、(以下出品作家)岡本信治郎、
   母袋俊也、山口啓介、戸谷成雄、水上嘉久、上村卓大  
■会期:2010年10月30日(土)-11月28日(日)
  会場:青梅織物工業共同組合施設 
   [BOX KI-O-KU、SAKURA FACTORY]
 時間10:00-17:00(月曜日休み)
  会場:都立青梅総合高等学校講堂
 時間:10:00-17:00(月曜日休み)
 会場:吉川英治記念館
 時間:10:00-16:30(入館16:00まで、月曜日休館)
 主催:アートプログラム青梅実行委員会 www.art-program-ome.com

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アートプログラム青梅「空間の身振り」展

新潟からのお客様

今年、山口啓介の作品展示場所は青梅市立美術館のエントランスホールでした。

会期が始まる2日前からの展示作業、紙の絵画をかけたり、トレース紙の作品を

つないだり吊るしたり、結局初日の朝も展示作業をすることになり、11月7日(土)

の朝、8時45分頃に美術館に行ったのです。美術館は9時から開館なのですが、

美術館の前に男性の人影が・・・。 もしや!と思ったらやはり新潟の「水と土の

芸術祭」サポーターの Oさんでした!「必ず新潟から青梅まで見に行きます!」と

おっしゃっていましたが、まさか開館前にこられるとは~ 大感動の再会でした。

再会の喜びもつかの間、すぐに展示作業にとりかかり Oさんには青梅でも展示

のサポートをしていただくことに。ありがとうございました!!

今回の青梅市立美術館での展示作品の「惑星地図」と「カセットプラント」です↓

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上記、展覧会は 青梅市立美術館にて 11月29日(日)までです。

◆アートプログラム青梅 ホームページ

http://www.art-program-ome.com/index.html

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加納光於 展

一昨日、加納光於さんの個展最終日で、鎌倉へ行って来ました。

とても良いお天気で、行楽日和。

鎌倉駅は観光客で大変な賑わいでした。

会場は、駅から歩いて5分ほどの比較的人通りの少ない住宅街にある

落ち着いた雰囲気のギャラリーでした。

ギャラリーを入って正面には、新作のエンコースティック(蜜蝋画)作品が

並んでいました。

その他、まだ見たことのなかった旧作も見ることができました。

加納さんの作品の前に立つと何か背筋がピンと伸びるような心持ちになります。

展示空間は、その作品によって心地よい緊張感に包まれ、いつまでも

その世界に浸っていたいという感覚になり、時間を忘れます。

新作の中で、案内状に使われていた作品《彼ラノ耳ノソバデ鶯ハ……》、

ガラスのような立方体に、植物が重なるように描かれている図形が浮かんでいて

カセットプラントのイメージが重なりとても印象的でした。

                                                                                                                    展覧会は終わりましたが、ギャラリーのホームページです。↓

鎌倉ドゥローイング・ギャラリー

http://kamakuradrawing.com/index.html

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